「東京で洋服を見たい。」
新型コロナウイルスの影響もあり今年1度も地元、札幌を出ていない僕。
東京に行きたい欲は限界に達していました。
もちろん札幌にもアパレルショップはあります。
しかし拘った洋服を見るとなると、どうしても物足りなさを感じてしまう。
「よし、東京に行こう。」
そう思い立ったのは出発前日の夜のことでした。
そんな2泊3日の弾丸ツアー。
自分自身、この思いを忘れないためにもこうしてキーボードを打っている次第です。
かなりざっくりとした記事となりますが、何かの参考になれば幸いです。
全体の印象。
最初に久しぶりの東京遠征で感じた全体の印象を述べておきたいと思います。
まず言いたいのはkolorの勢いが凄い。
札幌のセレクトショップで数着見ているだけだと、なんとなく「あーkolorいいね!」くらいにしか感じませんでした。
しかし東京で多くのセレクトショップ、そして直営店を見ているとめちゃくちゃ勢いに乗っているブランドなんだなというのを改めて感じることができました。
そもそもドーバーの2階に位置しているのも純粋にすごい。
他にも僕が見た限りで表参道ヒルズ、渋谷パルコに直営店が、MIDWEST TOKYO MEN、District UNITED ARROWS10、伊勢丹メンズ館でもセレクトして扱われていました。
どこへ行ってkolorの洋服は強いオーラがあり、つい手にとって見たくなるアイテムばかりでした。
加えて、やはりマルジェラが熱いなーと改めて感じました。
最近、誰もがマルジェラ、マルジェラというので僕自身、わりと冷めてしまっていた部分がありました。
本来であれば服を見て欲しいという意味を込められた「四つタグ」がインスタ映えの象徴になってしまっているのを見て、「なんだかなー」と感じてしまう人は多いはず。
(それすらもジェニー・メイレンスの策略なのかもしれませんが)
しかし東京で多くのショップを見ていてもマルジェラの洋服はどこか頭ひとつ抜きに出ている印象がありました。
抽象的で申し訳ないのですがこれまたオーラがあるんですよね。
Kolor同様、つい手にとって見たくなる。
洋服って着て良さが分かるものだと思うんですがマルジェラの洋服はハンガーに吊るしてある状態ですでに良さが分かる。
一度に多くの洋服を見たからこそ、改めてマルジェラの凄みを肌で感じとることが出来ました。
今回の東京遠征で残念だったのはGUIDIの取り扱いが減ってきていることでした。
MIDWESTでは完全に取り扱いを終了。
ビーセカンド含む、その他セレクトショップでも全体的に在庫を絞り気味のようでした。
MIDWESTの店員曰く、
「ブーツにこだわる人にはある程度行き渡った。ブーツにお金を出せない人はそもそも買わないので売れない。」
とのことでした。
今はスニーカーブームというのもあるのかもしれませんが非常に残念です。
購入品。
(写真雑ですみません。めちゃくちゃシルエット綺麗です。後日、記事あげます。)
伊勢丹メンズ館にてアン ドゥムルメステールのスラックスを購入しました。
恥ずかしながらアン ドゥムルメステールを意識して東京を巡ったのは今回が初めて。
アントワープシックスの1人が立ち上げたブランド。
そして今回の2020AWでデザイナーのセバスチャン・ムニエ(マルジェラで経験を積んだデザイナー)が退任されるとのこと。
急にブランドのコンセプトが変わることもないとは思いますが今のうちに買っておきたいなという気持ちも購入の後押しになりました。
そもそも札幌には取り扱いありませんし笑
代官山Liftにも複数アイテムありましたが品揃えが良かったのは伊勢丹メンズ館でしたのでこちらで色々試着して購入。
店員のお姉さんもめちゃくちゃ親切でどんどん僕の好きそうな洋服を持って来ては試着させてくれました。
スラックスも色んなパターンがあって着て見ないと分からんなと改めて感じました。
そして印象的だったのはこちらのニット。
かなり着丈が長いんですが後ろのカッティングが独特でだらしない印象は受けませんでした。
むしろスッキリして見える。
アームはかなり長く手首で溜めて着るらしい。
めちゃくちゃ可愛かったです。
こちらのコートも試着させてもらいました。
肩パットがしっかり入っていてコスプレ感がすごかった。
近年はアンコンが流行っているのでその反動で肩パットがまた流行るのかなー笑
でも、いい意味で矯正されて体のラインはめちゃくちゃ綺麗に見えました。
(ボディはかなり絞られていました。)
最近見ないパターンなので新鮮に感じました。
ざっくり紹介していきます。
さて、ここからは僕が見て気になったものをざっくりと紹介していきます。
本当はTwitterの方でつぶやきたかったんですがあまりにもタイムラインを汚してしまいそうなのでブログで一挙公開。
ちなみに回った順番に記載しているので東京観光の際は是非参考にしてみてください。
(田舎者の散策ルートなので無駄は多いと思いますが。)
渋谷編。
渋谷パルコ
リニューアルしてから初めて行きました。
ショップの質もかなりいいです。
まずdiscord Yohji Yamamotoの鞄が素敵でした。
体に馴染むというか、洋服によく馴染む鞄で服を邪魔しない鞄だなーと思いました。
内容量もわりと多い!
kolorではパンツも試着しました。
今季、僕が購入したコートと同じ素材のパンツ。
割と硬めの素材で太めのパンツなんですがテーパードが効いていて野暮ったくは見えないのが凄い。
足首にボタンが付いているのも可愛かったです。
Archive Store
https://twitter.com/40xTnIos8MEiZlD/status/1319130422651965440
— あまね@ものづくり (@40xTnIos8MEiZlD) October 22, 2020
こちらは思わずTwitterの方でも呟いてしまいましたがとにかく凄いです。
マルタン期のマルジェラがたくさん並んでいます。
(その時々でラインナップは異なるようですが)
ここは洋服の博物館のようなもので基本的に見るだけ。
購入は推奨されていません。
店員のお姉さんとマルジェラについて語り合うことが出来ました。
本当に貴重な時間でした。
Archive Storeについては後日また記事にしたいと思います。
吾亦紅(ワレモコウ)渋谷
今の僕には刺さるアイテムがありませんでしたが本当にこだわってセレクトしているショップであるのが伝わって来ます。
大手セレクトショップさんは見習って欲しいですね。
(○ローズとかト○ローランドとか)
ビーセカンド神南
パーツオブフォーのアクセサリーが見応えありました。
今となってはリック専属みたいな印象がありますが笑
リアルクロースでないので購入には至りませんでしたが…所有欲はくすぐられるアイテムですね。
MIDWEST TOKYO MEN
リックオウエンスを色々と試着させてもらいました。
このニットが非常に質が良い。
リサイクルカシミアとのことでお値段以上の品質でした。
まあ普通に高いんですが笑
リックって肩のラインが独特ですよね。
かなりスッキリして見えます。
最近のリックはリアルクロース寄りの洋服も多いとのこと。
僕の印象だと丈長めのトップスで紐パンを履くのがリックという印象がありましたが笑
他のブランドとも全然、違和感なく合わせられるニットでした。(丈も長すぎない。)
ジャケットも試着。
ボディ、アーム共にかなり細め。
サイドベンツのスリットはかなり深めでスッキリした印象でした。
生地感はかなり硬めでかっちり。
とても綺麗なシルエットでした。
これも単体だとリックとは分からないほどにシンプルな印象。
普通に欲しかった。
原宿編。
NUBIAN HARAJUKU
序盤に述べましたがGUIDI減ったなーと。
リックの紐靴はカッコ良かったです。
(僕のキャラとは合いませんが)
ステュディオス原宿本店、ステュディオス セカンド
昔ほど刺さらなくなりました。
なんか丸くなったような…
もしかすると僕の趣味と合わなくなっただけかもしれません。
多分そうです。
店員の接客は昔より丁寧になりました笑
(昔は客がいてもスマホ弄ってましたからね)
Clique Tokyo
kujakuを見たくて今回初めて行きました。
残念ながらkujakuは売れてしまってほとんどないとのこと。
しかし店員のロン毛の兄ちゃんがガチの洋服好きで驚きました。
ここまで話していて楽しい人は滅多にいない。
かけがえの無い時間でした。また行きたい。
ちなみにショップの場所はめちゃくちゃ分かりにくいです。
駅からもかなり離れた場所にありますし、店自体もマンションの一室のような場所にあります。
店員の兄ちゃん曰く、分かりやすい場所でやって洋服好きじゃ無い人が来ても困るからとのこと。
誰もがここであってる?という顔で来店されるそうです。
このショップは個人的にかなり熱かったので後日ゆっくり記事にしたいと思います。
試着したのは以下の2点。
こちらはとにかく生地にこだわったロングコート。
人が動いた時の揺れまで計算された作りになっているとのこと。
ポケットに手を突っ込んだ時のシワ感が素敵でそこまで計算されたパターンになっているようです。
D.HYGENというブランド。
こちらはシンプルなジャケットなんですが着てみると「お」っとなる逸品でした。
MIDWESTで着用したリックのジャケットより攻めたパターンで絞るとことはかなり絞っている。
着心地は完全に犠牲にされていましたがスタイルは本当に綺麗に見えました。
背筋が伸びるジャケットですね。
代官山編
LIFT
大本命、LIFT。
ポエルのジャケットが相変わらずかっこいい。
世の中に存在するジャケットの中で一番に好みです。
いつか買いたい、いつか買いたい。
デロデロ靴もやっぱりかっこいい。
そして、やっぱりLIFTの店員さんは洋服めっちゃ詳しいですね。
話していて楽しいし、勉強になります。
やはり、LIFTが洋服好きの終着駅かなと思います。(個人の感想)
Gullam
さすがGUIDIの取り扱いは日本一ですね。
圧巻です。
アクセサリー類も充実しています。
今回の旅行では購入はしなかったんですがおそらく近いうちにイオロムのリング受注すると思います。
店員のお兄さんに指のサイズ測ってもらって来ました。
サイズの相談にも親切に乗ってくれて本当にいい人でした。
銀座編
阪急
まずバルマンを見に行きました。
こちらのコートを試着。
今年はボタンなのど装飾類が少なめなのでお値段がいつもよりお手頃とのこと。
それでも十分高いですが。
感想としてはちょっと古風だなという印象。
肩パットも厚めでコスプレ感が強いです。
これがバルマンの良さなのかもしれませんがコートはいらないなーと思ってしまいました。
とはいえ全体的にオーラは凄い。
さすがバルマン。
コディサンダーソンの直営店がありました。
これだけたくさんのコディサンダーソンを見たのは初めてかも。
前から入っていたっけ?
とにかく圧巻でした。
入り口のディスプレイが眩しい笑
ドーバーストリートマーケット
足袋とリーボックのコラボありました。
中はちゃんと足袋になっているんですね。
ただ正直、富裕層が遊びで買うアイテムだなーと思いました。
合わせやすさは皆無ですね。
つくりは無駄にこだわっているなーという印象。
ボッテガの長靴ありました。
想像以上の高級感。
やはり、この手の物もハイブランドがガチでやるとかっこいいんだなー笑
これは雨の日が楽しみになりそう。
ギンザシックス
マルジェラの香水初めて嗅がせてもらいました。
透明のやつが好きだった。
いつか買いたい。
ローファーチックな足袋の艶がやばかったです。
欲しかった。
Nハリウッド、久しぶりにちゃんと見ましたが中々いいですね。
コスパめっちゃいいと思います。
コートは思わず唸ってしまいました。
新宿
伊勢丹メンズ館
先ほど書いたようにアン ドゥムルメステールのスラックスを購入しました。
その他にもいいものがたくさん。
特に2階がやばかったです。
洋服好きにはたまらないのではないでしょうか。
ドリス、アン、マルニ、ラフ、kolor、sacai。
たまらんですね。
ちなみに3階にはみんな大好きマルジェラさんもあります。
夢のような場所ですね。
噂のマルニのコートありました。
艶がやばいです。
レザーみたい。
欲しいとは思いませんが笑
表参道編
ジャイル
マルジェラの取り扱いはここが一番な気がします。
洋服の見せ方もとにかく素敵。
壁も白一色で世界観をよく表現できていると思います。
ケンゾーにも行きました。
ケンゾーもダッドスニーカー作ったようです。
ぱっと見、さほどダッド感はないんですがソールは思いの外厚くちゃんと身長がもれました。
とにかく横顔が綺麗。
色味も素敵で普通に買いそうになりました。
AMI Alexandre Mattiussiにも行きましたが昔ほどの魅力は感じず。
うーん高いなとしか感じませんでした。
boutique W
ここはとにかく店員が声をかけて来なかったです。
コロナ対策かな笑
GUIDIの鞄がたくさんありました。
これが素敵。
GUIDIってやっぱりジップが綺麗ですよね。
District UNITED ARROWS10
アローズであってアローズではない。
かなり素敵なセレクトをされていました。
限定15着しか作らなかったというkolorのコートがありました。
これの黒。
狂おしいほどに欲しいけど、アッパープライスで購入を断念。
欲しい。誰か買ってください。
いや、まじで欲しい。
欲しい欲しい欲しい。
表参道ヒルズ
元々、BARKが入っていた場所がアタッチメントの旗艦店になっていて驚きました。
BARKは時代遅れなのかしら(残念)
結構、気に入って着ているのに笑
エディションのセレクトは個人的に結構好きでした。
Memory Ofのカットソーも置いてました。
試着したかったけどカットソーの試着って躊躇ってしまいます。
実物見ると改めていいなーと。
着古したような加工が本当に素敵。
来年買う予定。
AKMはなんかいまいちになったなーという印象。
お兄さん感が凄い。
昔好きだったけど。
Y-3もなんだかなーという印象。
最近のスニーカーブームで尖ったスニーカーを見慣れてしまったのもあるでしょう。
表参道ヒルズはKolorあるしクラネあるしジュンハシあるしマルニあるし、洋服好きにはたまらん場所ですね。
ジルサンダー表参道店
初めて行きましたが、めちゃくちゃ良かったです。
さすが旗艦店。
これだけたくさんのジルサンダーの洋服が並ぶのは圧巻でした。
店内もシンプルでジルサンダーらしい高級感のある内装。
鞄を色々と見せてもらいました。
まずショルダーのミニバッグ。
最近、これと似たようなデザインの鞄が巷に溢れかえっておりますがやはり本物が全然違う。
クオリティーが段違いです。
これは実物見ないと分かりませんね。
源流の格の違いというを目の当たりにしました。
こちらもバッグも素敵でした。
オーラが違う。
ジルサンダーの凄いところってこういうところだなーと思います。
一見シンプルなんですが他のブランドには真似できない高級感。
そういう職人気質なところが魅力なんだなーと改めて思いました。
青山編
コムデギャルソン 青山店
相変わらず凄い外装。
ギャルソンは僕のキャラではないんですが、それでも店内に入るとテンションが上がります。
そんな場所。
いい意味でファッションモンスターが通う、モードの頂点のような場所。
僕は完全に場違いでした。
ドリス ヴァン ノッテン 青山店
今僕が大好きなブランド、ドリス ヴァン ノッテン。
直営店に入ったのは初めてでした。
このニットがとにかく素敵。
色味がめちゃくちゃ綺麗。
ノームコアを打ち壊すのはドリスだと思っています。
kolor南青山
この旅で一番熱い場所でした。
これだけのkolorの洋服を目にしたのは初めてでした。
セレクトショップで見ても熱いけど、やはり本店は世界観から作り込まれています。
直営店限定のアイテムもあって、黄色のハンガーで区別されていました。
まず、このニットを試着。
奇抜なデザインなのに着てみると違和感がない。
来年こそは。
他にもスラックスを試着させてもらいました。
店員さんもとにかく親切でいい人ばかりでした。
sacai Aoyama
個人的にはkolorの方が刺さるなーという印象。
でもやっぱり素敵なブランドだなーと思いました。
kolor同様、素材の切り替えが天才的です。
特にデニム生地の使い方が素敵でした。
まとめ
駆け足ですが東京遠征記録でした。
東京から帰って来たばかりで、やや疲労感もあるので誤字脱字多いかもしれません。
しかし、この熱い気持ちを早めに文章に残したくて記事にした次第でこざいます。
東京はいつ行っても楽しませてくれる街ですね。
洋服好きの地方民は是非、洋服を見るためだけに東京に旅行してみるのもいいと思います。
今回の記事は以上です。
東京、めちゃくちゃ楽しかったです。
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