今回は完全なるネタ記事。
私は札幌住みなのですが、東京まで洋服を見るためだけによく足を運びます。
そしていつも五反田に宿を取る。
それは山手線上で一番ホテルが安いから。
一通り見たいショップを巡り、日が暮れると品川で一杯引っ掛け電車に乗る。
そして五反田駅で降りるといつも路面販売のアクセサリーショップが目に写ります。
店主の兄ちゃんはそんな私を見かけるとすかさず声をかけてきます。
そう、いいカモです。
今回はそんな、シルバーアクセサリーを売る路面販売のお話。
意外と面白いものありますよと言うお話です。
路面販売のシルバーアクセサリー。
今回、伝えたいことは路面販売の面白さ。
しかし、まずは私が実際に購入したものから先に紹介していきます。
おそらく全て違う店で買いました。
リアカーによる移動式なので旅行者にとっては一期一会。
そんなところも面白い理由の一つです。
【その1】シルバースクエアリング。
2017年夏頃に購入。
路面販売で買ったシルバーアクセサリーの中では一番のお気に入り。
これがきっかけで路面販売の面白さに目覚めてしまったと言っても過言ではない。
お値段は2000円。
「本当は4000円だけど、お兄さんかっこいいから2000円でいいよ。」とのこと。
本当に面白い兄ちゃんでした。
特に装飾もなく、燻もない。
シンプルな上下左右対称のスクエアデザイン。
これが案外綺麗目なスタイルに合うんです。
購入して3年経った今、全く黒ずんでこないあたり、ステンレスでしょう。
店の兄ちゃんはシルバー925と言っていましたが笑
まんまと騙されたわけです。
だって酔っ払っていたんですもん笑
一応、シルバーの刻印がないことは指摘しましたが、兄ちゃん曰く、路面店の商品は本物のシルバーでも925の刻印はしないとのこと。
よくよく考えると意味不明です。
まあイージーケアでむしろ気に入っています。
【その2】黒ずんでしまったリング。
2018年秋頃購入。
これも確か2000円。
かなり黒ずんでいるあたり、これは本当にシルバーかもしれません。
シンプルなアンティーク調でさりげなくつけるにはちょうどいい。
一応、内側にシルバーの刻印はあります。
うまく撮れませんでした。
とはいえ、あまり品質の良いシルバーではないと思います。
【その3】ク○ムハーツ風リング。
2019年秋頃に購入。
某有名シルバーアクセサリーブランド。
ク○ムハーツのス○ロールバ○ドリングを彷彿とさせます。
オリジナルは定価6万以上しますが、これは3000円で購入。
この店のラインナップはどれもコピー商品ばかりで
「これ大丈夫っすか?」
と思わず聞いてしまいました。
兄ちゃん曰く、完全なコピーではないから大丈夫とのこと。
シラフではまず買っていなかったと思います。
ところがこの時の私は品川で一杯ひっかけるだけでは飽き足らず、五反田駅近くのガールズバーで散財し、気持ちよく酔っ払っていました。
そんなこんなで、つい乗せられて買ってしまったようです。
明らかに質の悪いパチモノなので外で使ったことはありません。
家の中でクロムハーツごっこをするために、たまにつける程度です笑
とはいえ店の兄ちゃんが最後に言ってくれた言葉はなんとなく記憶に残っている。
「洋服こだわてそうなお兄さんが買ってくれるのまじで嬉しいっす。」
酔っ払ってたけど、なんか素直に嬉しかった。
その時間に3000円の価値があったと思うことにしました。
こんな安っぽいアクセサリー買ってどうするの?
こだわる人にはそう感じると思います。
シルバーアクセサリーってブランド品を買うと結構高くつくんですよね。
僕の場合、アクセサリーにそこまで重きを置いていないので割と安物でいいかなーという気持ちがあります。
さらに言うと、男にとってアクセサリーって不要なものでしかないんです。
そんなアクセサリーに意味を持たせるにはそのアイテムが持つストーリー性が重要だったりします。
「そのアクサセリーなに?」って聞かれた時、
「これはいついつ旅行に行った時買ったものでこんな屋台のにいちゃんから買った思い出の品なんだー」なんていうストーリーがあればそのアイテムに少なからず意味が生まれてきます。
確かに特別いいものではありませんが、中途半端にいいものよりも愛着が生まれて面白いのではないかと思います。
路面販売の楽しみ。
それは店の兄ちゃんとの駆け引きです。
路面販売の特徴は商品に値段が書かれていないこと。
基本、「これいくら?」と聞くスタイルです。
そのため購入する時の値段はあくまで駆け引きです。
「見てるだけで買う気はないよー。」
という雰囲気を出しつつ兄ちゃんに値下げをさせ、
「それだっから買っちゃおうかな。」
みたいな感じが賢い買い方です。
今時珍しいですよね。
商売のあるべき姿という感じがします。
家電屋なんかは今でも値下げ交渉の文化があるようですがアパレルではほとんど見られないと思います。
非日常感。
なにより、夜の路面販売の雰囲気はいい意味での非日常を味あわせてくれます。
この手の路面販売の兄ちゃんは強面のおじさんというわけではなく、かなり気さくな兄ちゃんです。
本当に楽しくおしゃべりできます。
コミュニケーションを楽しむだけでもかなり面白いと思います。
法的に大丈夫?
私は法律に詳しくないのではっきりとしたことはわかりません。
しかし素人目線で調べて見るとどうやら問題はなさそうです。
下記サイトによると
リアカーなら警察の届け出は不要
とのこと。
リヤカーがあれば路上販売ではなく「行商」と見なしてもらえるようです。
確かにこの手の路面販売は全てリアカーで移動できるスタイルで行われていました。
クロムハーツのモチーフに関してはグレーゾーンな気はしますがオリジナルのアクセサリーを売るぶんには問題なさそうです。
まとめ:路面販売面白いよ。
商品の質はともかく、この路面販売の非日常な雰囲気はなかなか乙なものです。
その経験は物語を生み、アクセサリーにちょっとした意味を持たせます。
押し売りが苦手な人には無理におすすめしませんが、おしゃべりが好きな人は一度のぞいて見ることをおすすめします。
シラフだと財布の紐が固くなってしまうと思うので一杯引っ掛けてから行きましょう。
今回の記事は以上です。
路面販売、予想以上に面白いですよ。
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